月々のスマホ料金が高くて正直支払うのがキツい。そんな皆さんにおすすめなのが、スマホ本体や電話番号はそのままで、料金だけを安くすることができる「格安sim」です。
格安simに乗り換えれば、月々のスマホ料金を半額以下に抑えることができますので、特に学生やフリーターの方にはおすすめです。
「でも、乗換方法がわからないし、乗換費用も高そうで手が出せない」
「格安simの通信品質が不安。速度が遅すぎて使えないのでは?」
といった不安をお持ちの方も多いかもしれませんが、格安simの乗換方法は意外と簡単ですし、費用もそれほどかからず、通信品質についても全く問題はありません。
当記事ではSoftbankユーザーの皆さんに向け、Softbankから格安simに乗り換える方法をご紹介いたします。
月々のスマホ料金を安くしたいという方は、ぜひご一読ください。
au、docomoユーザーはコチラ
格安sim乗り換えマニュアル
意外と簡単?Softbankから格安simへの乗換方法と乗換費用とは
スマホを乗り換えるというと、何だか難しそう、面倒くさそうと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には乗換作業は簡単なものです。
まずは乗換方法をざっくりと確認してみましょう。
乗り換えの手順
②電話番号の引継ぎを行う場合、MNP予約番号を発行してもらう
③乗換先の格安simに契約申し込みを行う
④SIMカードをスマホにセットし、開通手続きを行う
この4つの手順で乗換が完了します。乗換が初めての方は、SIMロックやMNP予約番号など聞きなれない言葉が出てきて混乱してしまうかもしれませんが、これらは基本的にキャリアのサポートに丸投げもできますので、そこまで心配する必要はありません。
何かわからないことがあればケータイ会社にすべて任せるという感じで良いでしょう。
それでは上記の手順についてもう少し詳しくお話しいたします。
①スマホ本体のSIMロックを解除する
格安simへ乗り換えるには、まずはSIMロックを解除する必要があります。
SIMロックとは、他社が提供するSIMカードを使用できなくする制限のこと。このSIMロックがかかった状態だと、スマホに格安simのSIMカードを挿入してもスマホは使えません。SoftbankのSIMカードしか使えないのです。
逆に、SIMロックを解除したスマホなら、格安スマホのSIMはもちろん、auやdocomoのSIMも使用可能となります。
格安sim・格安スマホに乗り換える場合、SIMカードの交換が必須です。そのため、乗換にあたっては必ずSIMロックを解除しなければなりません。
それでは、SIMロック解除には何をすれば良いのか?SoftbankのSIMロック解除方法は以下の通りです。
SIMロック解除方法
方法①:Softbank公式サイトMy Softbankで解除する
方法②:Softbankショップで解除する
※Softbankショップでの解除には3,000円の手数料がかかる場合があります
auやdocomoだと電話での解除も可能なのですが、Softbankは原則公式サイトもしくはショップでの対応となっています。
自分で解除するのもそれほど難しいことではありませんが、もし自信がないという場合はショップへ行った方が良いでしょう。
ただし、ショップでのSIMロック解除には手数料がかかる場合がありますのでご注意ください。
なお、月々のスマホ料金の支払い方法を口座振替や振込に設定している場合は、本体購入から101日以上経過しないとSIMロックを解除することができません。
契約内容等、何かわからないことがありましたら、Softbankのサポートに問い合わせをしてみてください。
②電話番号の引継ぎを行う場合、MNP予約番号を発行してもらう
MNP予約番号とは、電話番号を引き継ぐための番号のことです。これをSoftbankに発行してもらい、それを乗換先に持って行くことで今の電話番号を引き継ぐことができます。
逆に予約番号を発行してもらわずに乗換を行うと、電話番号を変更しなければなりません。電話番号を引き継ぎたいのであれば、MNP予約番号の発行は必須です。
では、SoftbankでMNP予約番号を発行してもらうにはどうすればいいのか?方法は以下の3つです。
MNP予約番号の発行方法
方法①:予約番号受付窓口(スマホ*5533、一般電話0800-100-5533)に連絡し発行を行う
方法②:Softbank公式サイトMy Softbankで取得する
方法③:Softbankショップで発行を依頼する
※予約番号の発行自体は無料、乗換完了時に3,000円~5,000円の手数料が発生します
方法としては、auやdocomoとほとんど同じです。Softbankのサポートに電話するか、Webサイトで自分で発行するか、ショップに来店し発行してもらうかの3択となります。
なお、予約番号の発行自体は無料で何度でもできますが、乗換完了時に3,000円~5,000円の手数料が発生します。
たとえば、予約番号を発行してもらったものの結局使わなかったりした場合には、手数料は発生しません。あくまで乗換完了時に手数料が発生するということです。
ちなみに、このMNP予約番号発行等の手続きを「MNP転出」、MNP予約番号を使って乗換先に移動することを「MNP転入」と言います。
格安sim乗換の話題では必ず出てくる単語ですので、覚えておいて損はないでしょう。
③乗換先の格安simに契約申し込みを行う
MNP予約番号を発行してもらいましたら、次はいよいよ契約申し込みです。乗り換えたい格安simの公式サイトを開き、契約申し込みを行いましょう。
必要事項入力の際にMNP予約番号の入力を求められますので、電話番号の引継ぎを行う場合は、MNP予約番号を入力します。電話番号を新たに取得する場合は空欄のままでOKです。
もしスマートフォン本体を新しく購入する場合には、この段階で購入申し込みをすることになります。欲しい機種を選択し、購入してください。支払い方法も忘れずに指定しておきましょう。
ちなみに、電話番号の引継ぎを行う場合には、Softbankとの契約解除手続きは必要ありません。
乗換先のスマートフォンが開通した時点で自動的に解約扱いとなります。料金を二重に支払い続けるようなことにはなりませんので、ご安心ください。
それとは別に、電話番号の引継ぎを行わない場合には、Softbankとの契約解除手続きが必要となります。
いわゆる「2台持ち」をする場合を除き、電話番号を引き継がない乗換をする際には必ず解約手続きを行うようにしてください。
④SIMカードをスマホにセットし、開通手続きを行う
契約申し込みを行うと、2日から1週間程度で新しいSIMカードが自宅に届きます。そのSIMカードをスマホにセットし、開通手続きを行えば乗換完了です。
SIMカードの挿入口は、Androidだと電池パックの下、iPhoneだと本体側面のトレーであることが多いです。iPhoneの場合は、トレーを開けるためのピンが必要となります。事前にお手元にご用意ください。
SIMカードのセットが完了したら、次は開通手続きです。この開通手続きのことを「APN設定」と言います。イメージとしては、スマホをWi-Fiに接続するのと同じです。
無線インターネットを使用する際には、接続するWi-Fiのブランド名をタップし、パスワードを入力することになりますが、APN設定の手順はそれとほとんど同じです。
スマートフォンのネットワーク設定画面から、注文したSIMカードの発行元のブランド名を探してください。
たとえばmineoなら「mineo(auプラン)」などがブランド名に当たります。ブランド名を選択した後、格安simの公式サイトや、開通手続きの説明書に記載されているパスワードを入力すればOKです。
ブランドによってはパスワード入力が不要だったり、あるいはパスワード入力以外にも設定項目が用意されていたりすることもあります。
APN設定の詳しいやり方につきましては、各サービスの公式サイトや説明書等でご確認ください。
Softbankから格安simへの乗換にかかる費用はどれくらい?
Softbankから格安simへの乗換費用は、大体10,000円程度です。
SIMロック解除手数料が3,000円、MNP転出手数料が3,000円~5,000円で、格安sim契約時の事務手数料が3,000円程度ですから、費用は9,000円~11,000円です。
2019年9月16日以降提供されている新しいプランの利用者なら、Softbank解約時に解約料は発生しません。
ただし、それ以前の古いプランを利用している方は、更新月以外に解約を行った場合、5,000円~9,500円の契約解除料が発生します。このケースだと乗換費用は14,000円~20,500円程度です。
契約内容につきましてはSoftbank公式サイトを閲覧するか、サポートに問い合わせてご確認ください。
それと、上記の乗換費用の金額はスマホ本体を購入しない場合の金額です。乗換先で新しくスマホ本体を購入するのなら、費用はもっと高くなります。
購入する機種がAndroidなら10,000円~20,000円程度、iPhoneだと50,000円~120,000円程度の上乗せと考えていただければよいでしょう。
通信速度は遅くなる?Softbankから格安simへ乗り換える際の注意点
ここからは、Softbankから格安simに乗り換える際の注意点についてお話しいたします。
乗換手続きを始める前に、必ずご確認ください。
SIMカードのサイズに注意!
SIMカードには、標準サイズとmicroサイズ、nanoサイズの3タイプがあります。最も大きいのは標準サイズで、これは現在ではあまり用いられていません。
microサイズは中サイズのSIMで、主にAndroidで使用されています。最も小さいのがnanoサイズで、こちらはiPhoneで使用されていることが多いです。
格安sim契約時には、ほぼ必ずSIMカードのサイズを選択することになりますが、サイズ選択を誤ってしまうと、SIMをスマホ本体に挿入できないため、スマホを使用することができません。
サイズ変更は可能であるものの、それには3,000円程度の手数料がかかります。サイズ選択を間違えないよう充分ご注意ください。
ちなみに、nanoサイズのSIMカードは標準、microどちらのサイズにも対応可能です。変換アダプタを使用することで、小さいサイズのSIMを、より大きいサイズのSIM挿入口に対応させることができます。
自分のスマホのSIMサイズがよくわからないという方は、とりあえずnano SIMを注文しておきましょう。変換アダプタは通販サイト等で数百円で購入可能です。
必要に応じてポイントを使い切る
Softbankは、Tポイントと提携しています。Tポイントの保有数は基本的にカード上に記録され、そのカードはSoftbankの管理するところではないため、Softbankを解約したとしてもTポイントが消えるようなことはありません。基本的にはいつ解約しても問題ないでしょう。
ただし、SoftbankがTポイントと提携する前の「ソフトバンクポイント」については、解約と同時に消失してしまいます。
もしソフトバンクポイントがまだ残っているのであれば、解約前に使い切ってしまった方がお得です。乗換前に買い物を済ませておきましょう。
キャリアメールが使用不可となる点に注意
Softbankを解約すると、当然のことながらキャリアメールが使用できなくなります。
キャリアメールとは、そのケータイ会社が配布しているメールアドレスのことで、Softbankの場合「@i.softbank.jp」「@softbank.ne.jp」と付くアドレスがそれにあたります。
現在ではラインでやり取りをするのが主流となりましたが、仕事の関係等でメールを使用している方も少なくないでしょう。
乗換を行う前に、Gmailなどのフリーアドレスを取得し、それを新たな連絡先として相手先に送付しておくようにしてください。
また、格安sim乗換にあたっては、ラインにおいてもデータの引継ぎが必要となります。電話番号を引き継ぐ場合と、引き継がない場合とでやり方が違いますので、詳しくはライン公式サイトをご確認ください。
通信速度が遅くなる可能性も?
Softbankと格安simの通信速度を比べてみると、やはりSoftbankの方が通信速度は速いです。
Softbankは下り100Mbps近い速度が出るのに対し、格安simはどんなに速くても下り平均50Mbps程度。時間帯によっては10Mbps以下に落ち込むこともあります。格安simは速度面ではSoftbankにはかなわないのです。
しかし、それはSoftbankスマホの通信速度が速すぎるというだけであって、格安simが「使えないほどに遅い」というわけではありません。
たとえば、Youtubeの標準画質動画を見るのに必要な速度は下り1Mbps程度、高画質動画は3~5Mbps程度と言われていますが、格安simでもそれくらいの速度は普通に出ます。動画の読み込みが遅すぎる、再生されないということはまずあり得ません。
もしかすると、データサイズの大きなアプリや動画を落とす際には速度の違いに気づかされることもあるかもしれませんが、普通に動画を見たりSNSを使ったりするだけなら、それほど大きな差は感じられないでしょう。
格安simでも快適にインターネットを使えることは間違いありません。
Softbankから格安simへの乗り換え方法まとめ
以上、Softbankから格安simへの乗換方法をご紹介いたしました。
乗換は意外と簡単で、スマホ本体を購入しないのであれば費用もそれほどかかりません。スマホの料金を抑えたいという方はこの機会に格安simに乗り換えてみてはいかがでしょうか。