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スマホ大手3キャリア「分離プラン」の罠!結局は格安simの方がお得?

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大手キャリア 分離プラン
au、ドコモ、ソフトバンクの3キャリアは、電気通信事業法の改正を受け、「分離プラン」と呼ばれる新プランの提供を開始しました。

そのプランは「料金が安い」ものとして宣伝されていますが、それは本当のことなのでしょうか?実分離プランにはひとつ落とし穴があって、利用者にはデメリットもあるのです。

「そもそも分離プランって何? 料金はどれくらい安くなるの?」
「料金が安くなる代わりに、どんなことを求められるの?」

当記事では、そんな分離プランの真実をお伝えいたします。

皆さんもよくご存知かと思いますが、スマートフォンの割引を受けるには、月額いくらのオプションに入会しなければならなかったり、家族を同一のケータイ会社に入会させなければならなかったりと、色々と条件があるものです。

分離プランが抱えている問題は、上記の割引制度の問題とは若干異なるのですが、利用者にとってのデメリットがある、交換条件を提示されるという点では、割引制度の問題と質は同じです。

それでは、分離プランの内容やメリット・デメリット、格安simと比べてどうなのかについてお話しいたしましょう。

ユーザーが得をするばかりではない?大手3キャリア「分離プラン」の真実

分離プランの真実
分離プランは、今年5月の法改正を受け誕生したものです。その法改正はどういうものだったのかというと、長期契約者が支払うスマホ料金の一部が、新規契約者の端末購入代金の割引分の補填に充てられている現在の状況は不公平だから、それを改善しましょうという内容です。

つまり、私たちがこれまで払ってきたスマホ料金には、私たちとは関係のない他人のスマホ本体購入代金分の額が上乗せされていたということです。

今までの料金プラン

①通常料金+②各キャリアが新規加入者向けスマホ本体割引のために使うお金=私たちが払うスマホ料金。

利用者がどうして②、スマホ本体割引のためのお金を負担しなくちゃならないの?

これからの料金プラン
通常料金のみ。上記②が無くなるので、そのぶん料金が安くなる。

もちろん私たちも新規契約時にはその恩恵に与ったわけですが、スマホの利用期間が長ければ長いほど、上乗せ分の支払い金額が大きくなり、結局は損をしてしまうことになります。そのような状況は改善すべきというのが法改正の内容なのです。

そこで大手3キャリアは、スマホ本体の販売と、料金プランとを完全に別のものとして「分離する」プランを導入しました。

それこそが、当記事で取り上げる「分離プラン」なのです。

分離プランで料金はどれくらい安くなる?

分離プランの導入で、料金プランとスマホ本体購入は表面上別のものとして考えられるようになりました。

つまり、私たちがこれまで支払っていた上乗せ分――スマホ本体割引による会社の損失補填に充てられていた分――が料金プランから取り払われることになったのです。

その上乗せ分がなくなることで、料金プランが本来あるべき金額に戻り、そのぶん月々の料金が安くなるという仕組みです。

ここでは大手3キャリアの分離プランの料金をざっくりと確認してみましょう。

NTTドコモ

ギガライト

料金:2,980円~5,980円/月
容量:7GB/月
特徴:通信量に応じて料金が段階的に上がる。家族と一緒に契約で500円~1,000円の割引。

ギガホ

料金:6,980円/月
容量:30GB/月
特徴:家族と一緒に契約で500円~1,000円の割引

au

新auピタットプラン

料金:2,980円~5,980円/月
容量:7GB/月
特徴:通信量に応じて料金が段階的に上がる。家族と一緒に契約で500円~1,000円の割引。

auデータMAXプラン

料金:8,980円
容量:無制限
特徴:データ容量無制限で使い放題。家族と一緒に契約で500円~1,000円の割引。

※auには上記2プラン以外にも、ネットフリックス見放題となる「Netflixパック」や、特定のSNSや動画サイトの通信量がゼロになるゼロレーティングシステム適用の「フラットプラン7プラス」などの分離プランがあります。

ソフトバンク

ミニモンスター

料金:3,980円~8,480円/月
容量:50GB/月
特徴:通信量に応じて料金が段階的に上がる。家族割引なし。1,000円~1,500円で通話定額オプションをつけられる。

ウルトラギガモンスター

料金:7,480円/月
容量:50GB/月
特徴:ゼロレーティングシステムを使用可能。家族と一緒に契約で最大2,000円引き。

※ウルトラギガモンスターに入会すると、ゼロレーティングシステムが適用され、「LINE」「Twitter」「Instagram」「Facebook」「TikTok」「YouTube」「AbemaTV」「TVer」「GYAO!」「Hulu」の10サービスの通信量がゼロとなります。動画を観たり、インスタに写真を投稿したりしても通信量は加算されません。

以上が大手3キャリアの分離プランです。皆さんが今お使いのスマートフォンの料金よりも1,000円~2,000円程度は安いのではないでしょうか。

最も安いのはソフトバンクのウルトラギガモンスタープランであり、家族と一緒に契約すると最大2,000円引きで、月々の料金が5,480円となります。

月に50GB使えて、さらには特定10サービスを通信量ゼロで使えるなど、内容も充実していますね。

月50GBを5,480円で使える――これは今まででは考えられなかったような格安プランです。

このように、新規契約者の端末購入代金割引の補填分が取り払われ、料金が大幅値下げされるというのが分離プランのメリットです。

その料金の安さは、プランによっては既存の格安simに匹敵するレベルだと言えるでしょう。

スマホ本体が高額になる?分離プランのデメリット

分離プランのデメリット
分離プランは、新規契約者のスマホ本体購入費用を長期利用者が負担するのをやめるという発想のもとに導入されたプランです。

したがって、新規契約時や機種変更時などにかかるスマホ本体の購入費用は今までよりも高額になります。

〇〇のプランに入会すれば本体価格が0円になるなど、従来のスマホ本体割引サービスは基本的には撤廃されると考えてください。

そうすると、当然スマホ本体の購入費にはそれなりの金額を用意しなければならなくなります。

最新の機種を購入する場合には、10万円近くかかることもあるかもしれません。これによって、スマホ本体購入のためのまとまった資金を用意できない人たちは、最新のスマートフォンを使用できなくなる可能性が高いのです。これこそが分離プランのデメリットです。

もちろん大手3キャリアが、利益を削って無理やりスマホ本体を0円あるいは割引価格で販売することは可能です。

しかし、0円になるということは現実的にはないでしょうし、割引になるといっても、スマホ購入者が支払う金額が分離プラン導入前より大きくなることは間違いありません。今後はiPhoneやXperiaのような高額な機種には、手を出しにくくなるでしょう。

分離プランは、スマホ本体をあまり買い替えたりしない人や、最新機種を使うことにこだわりのない人にとってはメリットが大きいのですが、逆に、スマホ本体を替えることが多い人にとってはデメリットが大きいと言えます。

結局のところ、大手3キャリアは料金プランを安くしたぶん、高額なスマホ本体をそのままの価格で(あるいはほんの気持ち程度割引した価格で)販売してバランスを取ろうとしているわけで、両者が「分離」しているとは言い難いのが現状です。

契約者全体が大手3キャリアに対し支払うお金の額は、実は分離プラン導入前とそれほど変わってはいません。お得になるような、ならないような、微妙なプランだというのが分離プランの実情だと思います。

今後いずれかの会社がスマホ本体の購入費用を全額負担してくれるサービスを(分離プランの料金据え置きのまま)導入してくれれば、そこで初めて利用者が得をするわけですが、今のところそういった動きは見られないですね。

分離プランの導入は、あくまで長期利用者が割を食う不公平が見直されたというだけで、全体を俯瞰してみれば、利用者が得をするようになったとは必ずしも言えないのです。

分離プランと格安sim、お得なのはどっち?

それでは分離プランと格安sim、お得なのはどちらでしょうか?結論を先に述べてしまえば、料金の安さで選ぶならやはり格安simに軍配があがります。

しかし、通信速度などのサービスの質を重視するのなら、大手3キャリアの分離プランのほうが良いかもしれません。

まずは両者の料金を比較してみましょう。

料金比較!格安simのほうが結局はお得?

格安simの強みは、料金が安いこと、そしてスマホ本体の購入費用がそれほど高額ではないということです。

今お使いのスマートフォンをそのまま使えることも多いですし、中古品や1台1万円程度の安い機種でも問題なく使用することができます。最新機種にこだわるのでなければ、新規契約時に何万円もの本体購入費を支払う必要はありません。

さらに、料金も大手3キャリアの分離プランより安いです。ここでは特に料金の安い格安simのプランをいくつかご紹介いたします。

U‐Mobile データ専用LTE使い放題プラン

料金:2,480円/月
容量:無制限
速度:下り最大375Mbps
特徴:U‐NEXTが運営。通話機能を付けても月額2,980円、データ容量無制限。

UQ‐Mobile データ容量無制限プラン

料金:1,980円/月
容量:無制限
速度:500Kbps
特徴:料金は格安だが通信速度が500Kbpsと遅い。通話機能を付けた場合、料金は月額2,680円

DTI SIM

料金:2,200円/月
容量:無制限
速度:下り最大225Mbps
特徴:でんわかけ放題オプションもあり、ビジネスシーンでも活躍。

FUJI SIM

料金:4,800円/月
容量:200GB/月
速度:下り最大187.5Mbps
特徴:100GBプランは月額3,800円。モバイルWi-Fiルーターサービスであり、スマホ本体にSIMを挿入するタイプのサービスではない。

いかがでしたでしょうか。格安simと呼ばれているサービスの料金がいかに安いか、お分かりいただけたのではないかと思います。

大手3キャリアが新たに導入した分離プランよりも遥かに安い料金でスマホを使うことができるのです。

料金の安さでいえば、やはり格安simのほうが優れています。

サービスの質で選ぶのならキャリアスマホのほうが良い?

キャリアスマホのサービス
もし皆さんがスマートフォンのサービスの質――たとえば通信速度やサポートの充実度、オプションを付けたときの通話料金の安さなどを重視するのなら、大手3キャリアのスマホのほうが良いでしょう。

まず通信速度についてですが、これは当然キャリアスマホのほうが早いです。

私はauのスマホと、ドコモ系の格安simスマホの2台持ちなのですが、前者は通信が混雑するランチタイムでも快適にネットを使えるのに対し、後者はランチタイムにはTwitterを開くのにもそこそこ時間がかかるほど通信速度が落ちてしまいます。

会社ごとに少しずつ違いはあるでしょうが、キャリアスマホのほうが通信速度が速いということは間違いありません。

調べてみたところ、auの下り最大速度が708Mbpsであるのに対し、2台目の格安スマホの通信速度は下り最大225Mbpsでした。

あくまでそれは「最大速度」であり「理論値」であるとはいえ、通信性能に3倍程度の差があるとなれば、実効速度もそれなりに違ってくるはずです。キャリアスマホのほうが速いことは間違いないのです。

ただし、上に述べたことは下り最大225Mbpsの格安simがランチタイムには必ず使えなくなるということを意味するものではありませんので、ご注意ください。

利用環境や会社ごとのサービスの質により、通信速度は違ってきます。下り最大225Mbps程度の格安simにも、昼時でも快適に使えるスマホはあるかもしれません。理論値だけで判断してしまわないよう注意してください。

さて、次はサポートの充実度について。キャリアスマホには、修理対応など格安の保険オプションが付帯することも多いです。おそらく、新規契約時にほぼ必ず加入を勧められるのではないかと思います。

水濡れ、落下故障に対応してもらえる場合もありますし、修理の申込は、全国のショップや、電話・ネットでの問い合わせ窓口で行うことが可能です。やはり「大手」3キャリアというだけあって、サポートは充実しているのです。

では格安simはどうかというと、修理対応オプションなどがそもそも存在しないケースが多く、問い合わせ窓口なども「チャット形式」であることが多く、auやドコモ、ソフトバンクのように全国にショップがあるわけでもありません。サポートの充実度は明らかにキャリアスマホのほうが高いでしょう。

その他、電話かけ放題オプションや無料通話など、通話面に関するサービスも充実しているのがキャリスマホの特徴です。これらサービス全体の「質」を重視するのなら、キャリアスマホを使用するのが良いかと思います。

前述のように、分離プランは頻繁にスマホを買い替えたりしない人にメリットをもたらすものです。できれば長く同じスマホを利用して、分離プランの恩恵に与りたいところです。

大手3キャリアの分離プラン詳細や格安simとの比較まとめ

大手3キャリアの分離プラン詳細や格安simとの比較まとめ
以上、大手3キャリアの分離プラン詳細や、格安simとの比較についてお話しいたしました。

分離プランは利用者にとってメリットも、デメリットもあるものだということがお分かりいただけたでしょう。

料金が安くなるといっても、契約者全体が大手3キャリアに支払うお金の額は以前までと変わらず、劇的にお得になったかといえばそうではないというのが分離プランの特徴です。

料金の安さを何よりも重視するのなら、格安simに乗り換えてしまったほうがよいでしょう。

皆さんもご自身にとってより良い選択はどちらなのかしっかりと考えたうえで、キャリアスマホを使い続けるのか、それとも格安simにするのか決めてくださいね。

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